2022年4月6日
会員数200万人を超えるとも言われるU-NEXT(ゆーねくすと)は、2021年にHBOとの間でパートナーシップを締結。
HBO、HBO Maxのドラマなどオリジナルコンテンツの独占見放題配信がU-NEXTでされています。
HBOはアメリカのケーブルテレビ局で視聴者から売上を得ることで、スポンサーに縛られないクリエイティブな作品を多く輩出していることで有名です。
HBO Maxはワーナーメディアが保有するストリーミングサービスです。
ここでは、U-NEXTで見られるHBOおすすめドラマを紹介します。
※2022年3月時点でU-NEXTで見放題です。時期によっては有料になっているかもしれません。
人類史上最高の原発事故とも言われるチェルノブイリ原発事故を取り扱った、実話に基づいた物語。
エミー賞10部門受賞。
原発事故の後処理をする科学者ヴァレリー・レガソフの視点で物語は進みます。
チェルノブイリといえばっていうとこの事故を思い出す人も多いと思いますが、何故どのように怒ったかを知る人は少ないと思うのですよね。
私もその一人でした。
最近の戦争の話題もあり半分教養になればいいなと思ってみたのですが、全然面白く観られました。
人災事故の側面もあるのですが、観ていて「心理的安全性」、「報連相」といった社会人ワードをめっちゃ考えました。
ちなみに、これは余談で作品とあまり関係ないのですが、原子力事故の尺度にINESというものがあるらしいのですが、最高レベルの7に該当する事件はこのチェルノブイリと福島第1原発の事故らしいです。(他にもあるかもしれません)
第二次世界大戦終盤のアメリカ軍を描いたノンフィクションの作品。
スティーブン・スピルバーグ、トムハンクスが製作総指揮。
2001年度ゴールデングローブ賞最優秀作品賞、100億円を超える製作費をかけた、巨大スケールのドラマです。
実在の人物の名前を用いていて、制作時期に存命だった元隊員のインタビューがドキュメンタリーのような演出で作品の品格を上げているように感じます。
従来の戦争映画、アメリカ映画のようなハラハラドキドキでテンションがMAXといった演出はほとんどないです。
ただ、淡々と人が戦争で亡くなっていく、戦争の悲惨さをこの作品は視聴者に伝えてくれます。
それでも、最後まで通して退屈せずに観られるのは、戦争の壮絶さのためかもしれません。
個人的に少し残念だったのは、群像劇をとっており、登場人物が多くかつみんな軍服のため人物の見分けがつきにくかった事でした。
それすらも、人を数字で見る戦争の悲しさをこのドラマは伝えているのかもしれませんが。
グリーンブック、ムーンライトでアカデミー賞を受賞したマハーシャラ・アリが主演。
事件当時の80年代とその10年後、35年後と三つの時代を交互に行ったり来たりしながら、未解決の事件の真相に迫るストーリー。
全ての年代の主人公を、特殊メイクで演じるマハーシャラ・アリがとても良かったです。
ただ、老人のメイクはモーガンフリーマンぽかったです(笑)
時が進むにつれて登場人物のだれがどんな嘘をついたかが、わかってくるのですが、それを予想しながら見るのが面白いです。
ただ、オチはシンプルだったかも。
ちなみに、シーズン3と銘打ってないですが、前作があるみたいです。
それぞれ独立したストーリーらしいのですが、シーズン1が傑作らしいので観てみたいです。